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『サガスカ緋色の野望』ストーリー感想と『サガエメ』に期待すること

『サガ エメラルド ビヨンド』4月25日発売!

あと3日!めっちゃおもろそー!!!
iOSでも出る!スペック足りるかな?

連携システムがもどってくるのか。そして街すらなくなった?思い切ったなー。イベントorバトル。いいですねぇ。

サガエメ発売直前というわけで、サガスカストーリー周りの感想をメモを兼ねて書き記します。とりあえず全主人公2周以上やりました。

※注:以下『サガスカ』ネタバレだらけです。

未プレイの方はネタバレ見ないで見ないでー!見ない方がぜったいおもしろいです!

ストーリーは周回前提の設計

10周以上プレイしてわかったこと。このゲーム、ストーリーが周回で遊ぶために最適化されてるー!

選んだ主人公によって世界の見え方がちがう。進め方で物語が変わる。4人がそれぞれの謎を追い、すこしずつ解き明かされ、重なったり噛み合わなかったりしながら、ようやく歪な全体像が見えてくる。

それぞれでわかること。具体的には、

  • ウルピナ編…帝国の成立、崩壊とその背景
  • タリア編…精霊と星神と冥魔
  • レオナルド編…緋の欠片とアイ・ハヌム
  • バルマンテ編…シグフレイとファイアブリンガー

ちがってるかもしれんけど。

邪神倒してめでたしめでたし、ではなかったんですじつは。なんでラスボスがファイアブリンガーなの?にはちゃんと理由があるし、唐突なイベントにも背景がある。バトルが楽しい!と周回するうちに、ストーリーの謎回収が楽しい!に変わっていきました。

周回前提すぎて、1回クリアでようやくこのゲームのスタート地点といってもいいくらい。10周以上やってもまだ見たことないイベが出てくるし、イベのこなし方でセリフが変わるし、進め方次第で主人公の目的が変わるものもあるらしいし。なんてボリュームか。

結論。やっぱりサガスカおもしろい!です。さらにいうとストーリーもおもしろい!です!

ファイアブリンガーはなにがしたかったのか

周回して、仮面劇をぜんぶ見て、資料集を読んでおおよそ理解。ラストバトルのファイアブリンガー(以下🔥)のセリフ「私の望みは人間の覚醒」。つまり🔥の目的は、人間を神々から自立させること、でOK?

人間よ、旧神にも星神にも利用されないくらいに聡明で、困難に己の身で立ち向かえるくらいに強く、知と力を争いではなく治世のために活かせるようになれ。人間が人間の手で人間を導くために、と。

🔥「そのために試練を与えるから乗り越えろ!最後は俺んとこまできて俺と戦え!そして勝て!」

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隕石の中からこんにちはするファイアブリンガー

目的はわかるが手段がねー…。アントニウス様死んじゃったのよ!(ウルピナ2周目で殺っちゃいました)

すでに星神の信者たる人間に言葉でいくら説いても意味なさそうだし、こうするしかなかった仕方なかったみたいな感じなんだろうけどねー。でもぜったい乱世を楽しんでたね🔥は。目的果たしたとしても、安定してきたら「なんかちがう!」ってまた人間たちに介入してきそうだし。混沌が好きなだけじゃないの疑惑。アントニウス様に謝って!

緋の欠片の正体は?

彗星🔥が、7度目に倒された時に砕け散った欠片、らしい。どうも🔥が意図的に砕けて世界にばら撒いたようで、これが人間への最終試練だそうな。

欠片の持つ力をどう使うか。使ってどうなるか。それによって引き起こされるあれやこれやをどう解決するかまで含めて試練なんだって。

重要なのは、緋の欠片には🔥の恩寵(緋の恩寵)、スカーレットグレイスの体験版がインストールされてるっぽいこと!

世界が緋の欠片の力に気づきだしてからが本番。星神も冥魔も精霊も人間も、欠片の存在に振り回され、ただでさえ乱れている世情がさらに乱れ。

🔥「人間が成長して強くなって起こる事件ぜんぶ解決してや。そしたらわいが戦ったる。勝てたら真のスカーレットグレイスあげるで!」

緋の欠片はトラブルメーカー。かくしてゲーム内の物語は千錯万綜を極めていくのです。

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ラストバトルで砕け散ったファイアブリンガーの欠片

スカーレットグレイスってなんだったの?

ラスボス🔥を倒して彼奴が宇宙のどっかに飛んでいった後、プワプワと火の玉が降りてきます(全キャラ共通ムービー)。多分これがスカーレットグレイス、🔥の恩寵です。


緋の恩寵、受け入れるか拒否するか?

恩寵の力で何ができるのか、はっきりとはわからなかったけど、とにかく神と同等くらいの力は持てるんじゃないかなーと思ってます。たとえば死んでも蘇るとか、帝国を作るとか、海を割るとか。

でもそれってけっきょく神様(並の力)頼りってことじゃね?

ウルピナ平穏ENDで、ウルピナはスカーレットグレイスを足で踏みつけ破壊。帝国再興を諦め、精霊と調和し、平和な世界は人の手で守らなければ、を答えとします。

バルマンテ最初の神ENDでは、バルマンテはスカーレットグレイスを握りつぶし破壊。🔥に「お前が生んだ人間を信じろ」といい、邪神も星神も冥魔も不要、人間は自らの光で輝くのだと説きます。

🔥はバルマンテに「人間はまだそこまで成長していない」と言います。だからスカーレットグレイスが必要だと。人間を導く人間に、人間ならざる力を与えて盤石にしたかったはず。

スカーレットグレイスとは緋の恩寵。原初の神🔥の力。それがあれば星神の支配も冥魔の脅威も人間の争いもなくなるかもしれない。

だけど、スカーレットグレイスなんかいらない!って方が、🔥がほんとうに望んだ結果な気がします。まぁエンディング後を見ると人間同士で争ってるし、人間が己の光で輝く世界はまだまだ遠そうですわな。いつまで信じてくれるやら。

各主人公たち再考

上記の理解のうえで再度各主人公ストーリー感想をば。資料集も買ってようやくキャラの設定もわかりました。初回プレイからだいぶ変わりました。

バルマンテ編

破壊神、最初の神、アーサーEND完了!それぞれ全く異なるバルちゃんのその後が見れました。

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運動性が心許ない処刑人

最初から最後までシグフレイに執着するバルマンテ。意固地なわけではなく、彼が処刑人として存在するがゆえに、絶対に必要な旅程だった、とイベをていねいにこなしていくとわかりました。

処刑人バルちゃんの言葉は沁みるものがあります。緋の欠片破壊拒否の言葉、太皇太后死後のアーサーとの会話、タリアとの会話、ラスボス前の言葉、エンディングでの言葉…。バルちゃんは人の弱さを受け入れていて、そこから生まれる強さも知っているんでしょう。死刑間際の人たちの、ある意味で飾らない姿をたくさん見てきたのかな、と含蓄の深さを言葉の端々から感じます。リアリストでありながら、人の心を理解している。いや、理解しているからこそのリアリストなのかも。

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もっとタリアさんと絡んでほしかったなー

処刑人としての自分ともしっかり向き合ってる。国があり、法があり、処刑がある以上、だれかがやらなければならないこと。ただの人殺しにならないためにどうあるべきか、刑に臨む人々と真剣に対峙してる。それでいて戦闘中に倒れたら「報いだな」って言ったり、星神の恩寵を受けると「俺にその資格があるのか」って言ったりと、どう取り繕っても自分が人殺しであることも自覚しているんですよね。バルちゃん、人間に誠実すぎるよ…。

シグフレイはバルマンテのそういう性格知ってて利用した、ってのもありつつ、信頼できる唯一の人間だったのかもしれんなーと思いました。シグフレイの考える正義に最も近い体現者だったんじゃないかと。バルマンテがシグフレイの遺言にしばられているようで、実はシグフレイの方がバルマンテに執着していた感すらありますし。この2人に過去なにがあったのか、ほかのエンディングで語られてたりしますか?気になる。

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そこ謝るとこなのー!?

最初の神END。バルマンテは人間の未来にスカーレットグレイスは必要ないと握りつぶし、ファイアブリンガー(以下🔥)と対話する。「なんでつぶしたん?」とシグフレイ姿の🔥。バルマンテは🔥相手にも堂々と迷いなく接する。強い。

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処刑人の握力で弾け飛んだ緋の恩寵

破壊神END、対話の相手は🔥でもありシグフレイでもある。前半は🔥、最後のあたりはシグフレイっぽい。バルマンテはスカーレットグレイスを受け取る。またシグフレイから託されてしまった、というわけでしょうか。バルマンテは処刑人を辞め、スカーレットグレイスの継承者としての道を歩み始める…。

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受け取ったよーと天にアピールする処刑人

このときシグフレイは「わたしの正義は為された」と言い残して成仏します。それってつまり、バルちゃんに後の世を託すことがシグフレイの正義だった、ってこと?もしかして執政だった時期に「バルちゃんが皇帝だったらいいのに…」とか思ってた?

そこでシグフレイとバルマンテの因縁に横槍入れるアーサーEND!アーサーに利用されっぱなしはおもしろくない、スカーレットグレイスもらった俺こそが皇帝にふさわしい!みたいなこと言い出すバルマンテ。公明正大なバルマンテがいつまでも公明正大であるとは限らない!親友と呼べる男アーサーをぶった斬って処刑人縛りから解き放たれたバルマンテ、恐ろしい予感しかしないぞバルマンテ帝国。これでいいのかシグフレイ!?

バルマンテ編はゲームとしての自由度がやや低いぶん、ストーリーは核心に迫る濃い内容。底知れない奥深さを感じるのでどんどん周回するつもりです。バルちゃんいいキャラだ。

余談。シグフレイが7度甦ることができたのは、おそらく緋の欠片の力だったと解釈。いつから持っていたのかはわからないけど、恐怖政治を行う前にはもう持ってたんだろうな。野いちごジャム食べ過ぎたせいって説、メルヒェンで好き。

タリア編

プレイ前の印象
→タリアの過去を絡めたシリアスな物語かな?

プレイ後の印象
→スナックのママとなじみ客キラーズ御一行の大冒険

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この方も運動性が心許ない

旅の目的が”焼き物のゆがみを無くしたい”という、陶芸家の陶芸家による陶芸のためのやつだからか、どこかゆるいんですよね。ゆがみの原因は精霊力の異常、世界の異変だからゆるくないはずなんだけど。

「この異変を正せばゆがみは消える!」→「正したけどゆがんだままじゃん!やりなおし!」のくり返し。二転三転して、どうもゆがみの原因は緋の欠片らしいと判明。🔥の存在が精霊のバランスを乱していたと。エンディングは2種類。スカーレットグレイスを受け入れるとゆがみが残り、吹き消すとなくなった、って感じ。

タリアはゲーム開始時から「星神なんて当てにしてない」という姿勢で星神をボロクソこき下ろします。たびたびカーンにばちあたりだと言われるくらいだから、そういうところ🔥に目をつけられたんでしょうか。もう覚醒してるじゃん!って具合で。

スカーレットグレイスを「ごくろうさま🩷」とばかりに吹き消すタリアがかっこいい!ので、ゆがみのなくなったEDが好きです。ラストで冒険欲がむずむずしちゃうのもかわいい。

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たんぽぽみたいに崩れていく緋の恩寵

道中、年が近そうなタリアとキラーズがわいわいやってそうで、大人な距離感でうまくやってる様子が想像できるのも好きなポイント。エンディングその後、カーン以外のキラーズが冒険家引退して成功してるのにっこりしちゃった。ときどきみんなで集まってワイワイしてそう。スナック「タリア」、開店しておくれよー。

余談。資料集ではじめてタリアさんの過去の断片を知りました。キャラの前情報ほぼなしでゲームやったからびっくりしたなー。魔女、妻、母、ぜんぶ経験済だったとは。お子さんどうしてはるんやろ。

ウルピナ編

主人公中もっともEDのバリエーションが多いらしいウルピナ、まだ2つしか見れてません。卒業ENDと平穏END。つか兄殺しがEND分岐に関係ないって罠すぎる!イベ短縮できるってだけなんてー!マジSa・Gaだー!


知力、5!

無垢で天真爛漫な少女が、ずっと無垢でいるには、平和と安定が必要なんだな…。マクシミアス様は、そんなウルピナを守りたかったんだな…。と、しみじみ思う世知辛い旅程。ウルピナがスカーレットグレイスを踏みつけるENDは必見です。あの目、恐ろしい子…!

ウルピナは経営者マインドを旅の中でぞんぶんに発揮しちゃって、流されているようで己の目的をはっきりと持ち、そのために何をすればいいかで強く行動できるんですよね。ぜんぜんかわいいだけの少女じゃない。おなじ姫であるオグニアナとの違いはそこかな。

エイディルがめっちゃ出てきてウルピナと対立しまくるのおもろかったです。何回戦ったことか。攻略見るとこの2人が結婚するルートもあるみたいで、なにそれめっちゃ見たいやん、となってます。ウルピナ編はもっと周回しないと見えてこない部分が多そうだなと思ってます。

レオナルド編

資料集の設定を読んで印象変わったキャラ。レオナルド、地元のワルだったけど祖父の畑を継いで更生した後だったんですか!で、レオひとりで先に大人になり、ワル仲間的にはさみしい。リサもそう感じてる1人。モラトリアム完全終了直前!みんなでアイハヌムへ行こう!というノリだと解釈しました。

緋の欠片を持って産まれたけど、力に気づかず使うこともなく、あっさりアイハヌムに沈めちゃう。スカーレットグレイスも投げ返す。それもそのはず、レオの目標は祖父。神々の力がいくらすごくても、祖父みたいにはなれない。スカーレットグレイス?いらね(ポイー)ってなるのも納得です。人間が人間を導く、ってこういうことかなー。

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大人になりたがるのは子供の証左というけれど

ビビったのはレオナルドの知力、たったの3!の場合があるってこと。ウルピナやオグニアナより低いとか。運用方法がほぼストルムィクネンさんと被りますね。

レオナルド編、ゲームの自由度はめっちゃ高くてそこはすごく楽しかったです!個人的にレオナルド無表情すぎて違和感。キャラ的にもっと笑ったり怒ったり驚いたりと、いろんな表情しそうだったのに。あと私の耳の問題だと思うんだけど、レオナルドの台詞が聞き取りにくかったなぜか。2種類とも。そのせいもあってキャラの印象が薄いんですよね。

周回してるとリサが気になってねぇ。他主人公プレイだとなんか不穏なその後を過ごしてるのです。レオは別の誰かと結婚してるっぽいし。この子ヤクサルトから出てはいけないのでは。ただしレオとハピエンだとビッグマザーになるんよね。JOJOのポルポみたいなのしか想像できん。

その後の世界について

なんと世界大戦が始まるらしい。えらいこっちゃ。

四将軍家の覇権争いを中心とした争いかな?ゲーム内ですでに各地で戦争やら小競り合いやらスパイやらで火種が燻りまくってましたが。戦火をかぶってないのはヤクサルトぐらいか。あんな食糧庫、まっさきに狙われそうなのにな。

結果を見るに剣将軍ユラニウス家、つまりウルピナのところが勢力を広げて勝ち組になったっぽいですね。つぎに弓将軍ヤンヨウジ家。アーサーの手腕によって四将軍家末席から立場が引き上げられた模様。盾将軍イラクリオス家は負け組かな。イレーネの子供らによる後継者争いが大戦の引き金になったという。

悲しいのが魔将軍グウィネズ家。大戦で傷いているところにエリセドがご乱心になり、精霊を呼び出して破滅。ここにユラニウス家がどこまで関わってるのかわからんが、勢力がグルモン滅ぼしユシタニア州まで伸びているなら、ハイバーニア州はほぼユラニウス家傘下になったということでしょうか。アントニウス様とエリセド姉様の間になにがあったのか…。

セレナイフ州でも小競り合いがあって、チアーゴが負けて出奔しとる。アシナ族のホンスワンも、一族復興の名目を掲げるも失敗したもよう。エイディルのとこは、ゲーム中ですでに負けているので大人しくなってるっぽい。エルワカンは火山に対応するのでいっぱいいっぱいか。

バルちゃんは、最初の神ENDだと、コハン城にもどってからアーサーに見捨てられるわけで。アーサー、君の心に光はあったかい?このあたり破壊神ENDでバルちゃんが旅に出ているとしっくりくる。旅の最中、バルちゃんが大戦をどう思って眺めていたのか気になるところ。

にしても、一つの目的のために集まった仲間、その後の生き様も結末もバラバラ。こういうとこ、なんとなくサガらしさを感じます。

お気に入りキャラ語り

けっこうみんな好き。声優さんの声でキャラ付けするスキルすごいっす。好きキャラだらけの中で、周回でついスタメンに入れちゃうキャラを選んでみました。

バルマンテ

サガシリーズでいちばん好きなキャラになったかもしれない。主人公時はもちろん、レオ編での変なおじさん感もいい。どう生きてきたのかも気になるし、エンディング後、どう生きたのかもすっごく気になる。

タリア

デフォルトの表情、ひよこみたいなアルカイックスマイルがかわいい。冷酷に見えて、ヤクサルトで不死鳥詐欺する人に怒りを露わにしたり、赤ん坊にくわしかったりとじつはすんごい感情的で人情派。

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酒場が目の前で閉店してふくれるタリアさん

カーン

この人と旅したら楽しそう→やっぱり楽しかったわ!というキャラ。すっごく感情豊かで表情豊か!ワイルドそれでいて理性的!キラーズはこの人の人徳に集まってるんだろな。タリア編が暗い方に引っ張られなかったのもこの人の存在が大きいと思う。他主人公編でのエピソードもぜんぶおもしろかった。アスラナ・メレクイベント大好き。

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なぜか服を脱ぎたがった男

モンド

ツチノコおじさん。モダンボーイな見た目に趣味がダンス。各地でポロポロ起きる過去匂わせイベントがおもしろい。ウルピナとの絆にぐっとくる。北東でのイベントは心が痛かった。けっこう、いやめちゃくちゃ肉体派。この歳であの肉体はすごい。腹が出ない。エンディング後のマクシミアス様との諸国漫遊記めっちゃ読みたい。

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服を脱がされてしまった男

オグニアナ

ハマグリいっぱい食べさせてくれた。ちっちゃい体で斧とか、狙ってるなー、と思いつつ見事にハマった。強いし。固有ロール含めて攻撃力アップ系ロールをつけまくると大木斬で800くらい出してくれるようになった。戦闘ボイスもめっちゃ好きでパーティから外せない。

ストルムィクネン

サガスカ初心者に戦闘を教えてくれた真の戦士。棍棒でインタラプトやプロテクトの重要性を学ばせてもらった。尖った性能なので運用がわかりやすいのもありがたかった。大事なことはぜんぶストルムィクネンさんから学んだよ。私にとってのサガスカ神です。

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初見、魔物だと思った

マリオン(バルマンテ編)

この子はバルマンテとの会話やエンディング後の小話がすごく良かった!その後のエピソードで説得力ましまし。ラスボスのセリフも対アーサーのセリフも好き。他の主人公でのマリオンはただかわいいだけな印象。

ヴィクトリア

生前、アーサーらに帝国の幻想に囚われていた人と評されたものの、死後も尊ばれ、エルワカンを導く光になった人。石像も作られてるらしい。カーンに「ガッツだよ!」と声をかける。成長ボイスがチクチク言葉。「老骨に鞭といった感じかしらね」

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ついついこういうことやらせたくなる

チアーゴさんもいいキャラだったが、いかんせん打たれ弱くてねぇ。ルイースさんは技術が低くて使いにくかったが見た目かっこいい。エリセドさんはあれでどこか破滅思考なのがいい。ティシサックも好きだな。一人称がわし。仲間になるのが遅くなりがちなのがちょっと困った。

ほか、色違いキャラも魅力的でしたね。コリーンとかクローバー、サイド・スタビアンも好きでした。ケンジも強かった。キラーズは全員大好き!とくにクイーンとトマト、ボイスが最高!キャラだけでいくらでも語れそう。

そうそう、ひさしぶりに小林智美さんがイラストいっぱい描いてくれたんです!資料集で美麗なイラスト見れて眼福でした。メインイラストレーターとしてはサガフロ2以来でしょうか。小林さんのイラスト、キャラの魅力がマシマシです。

サガエメへの期待

サガスカ、今まででいちばん好きなサガかも。まだこの世界から抜け出したくない。もっとキャラたちと冒険したい。街やらダンジョンやらの作り込みがないのが惜しくなってきたくらい。

よってサガエメに期待することのハードルはかなーり高いです!

1つ、なによりバトルのおもしろさ!

サガスカと同じ、タイムラインバトルがさらに進化したものらしいですね。倍速は実装されてるのだろうか。バトルに時間がかかるのわかってるから、テンポの良さが大事。ポンポンつぎつぎどんどん戦えるといいな。

2つ、サガならではストーリー!

サガのストーリーで好きなところは、絶対正義や悪がいないのと、全キャラどこかしたたかさを感じるところ。被害者もやられっぱなしじゃないし、みんな懸命に生きてるからこそ物語が紡がれていく、って感じがサガだと思ってるので、今回もそういうの期待しちゃいます。

3つ、魅力的なキャラクター!

キャラは大事。プレイのモチベ。こいつともっと冒険したい、と思えるキャラが今までのサガには必ずいたので、今回もきっといるはず。なんといってもサガスカにはいなかった人外がいるし!ロボとか傀儡とか。

しかし、なんということでしょう、ぱっと見マッチョがいないじゃないですか!斧や大剣ふりまわしそうなマッチョが!バルマンテが!ストルムィクネンさんが!イレーネ・イラクリオスさんがいらっしゃらないじゃないですか!これは大問題ですよ…!いや、プレイしたらきっといる、きっとだいじょうぶ…。


貴重な女性マッチョキャラはサガならでは!

あとは音楽です。イトケンさんなのでただただ楽しみ。サガスカの音楽最高でした。何度聴いても飽きがこない通常戦闘曲の高揚感ったらないです。信頼のイトケンさん!

今回は小林智美さんのイラストが完全にないですかねー…。寂しい。あっちゃんモデルキャラはもう見られないのか。

発売まであと3日。サガスカを発売日に買わなかった後悔をサガエメにぶつける気持ちで買います!まだまだサガスカ楽しんでるけど!こっちも楽しみーー!!!

おまけ:サガスカ世界の神様のこと

最後に、ストーリー上、人間と神々の関係が重要なんで自分の理解をメモ替わりにまとめます。あくまで個人の理解です。まちがってたらごめん。ゲームをプレイするか、資料集にもっと詳しく書かれているのでそちらをぜひご参照ください。

※注:以下すんごいネタバレです

未プレイの方はネタバレ見ないで見ないでー!

神話の登場勢力は以下のとおり。

  • 邪神…ファイアブリンガー(以下🔥と表記)
  • 冥魔…旧神。🔥らによって冥界に落ちた
  • 星神…現神。🔥が他の世界から呼んだ
  • 精霊…いつのまにか出現してた
  • 人間…知恵も力もない存在。🔥に火をもらった

ゲームは帝国が滅んだ後の世代からスタート。そこまでのおおよその流れは、

  1. 🔥、人間に火を与えるも、そのために争いが生まれ、旧神はそれを利用して天界の覇権を争ったので、他の世界からヘルプで神を呼ぶ
  2. 旧神、🔥らに負けて冥界に落ち、冥魔となる。その後もまた覇権を取るぞと魔物を引き連れ何度も地上に這い出てくる
  3. 旧神に勝利した他の世界の神、星座となり星神として君臨。🔥が邪魔になったので天界から追い出し、人間に「あいつ邪神やで」と吹き込む
  4. 追い出された🔥、彗星となり1000年に7度もどってくる。もどるごとに人間を試したが、けっきょく人間が星神に利用されてて気に入らない
  5. 人間、星神から力を授かり冥魔を退け、帝国を築く。もどってきた🔥も、帝国に力を集めその都度やっつける
  6. 🔥を7度、すべて退け世界の脅威はなくなったとされた。その後、人間同士で争い始め、帝国は瓦解し滅ぶ
  7. 星神らはかつて旧神がしたように天の覇権を争い始める。冥魔、その隙に地上に出ようとする
  8. 🔥、緋の欠片を世界にばら撒く。人間の中からなんかすげえやつが出てくることを期待して…
  9. おまけ。精霊は人間が自然の中に見出した存在。資料集によると世界に生まれた順は、精霊→🔥→旧神→生物→魔物→人間

そして帝国崩壊から70年、あらたな物語が動き出す、と。だいたいこんな理解。周回いっぱいしてさらに資料集も参考にしないと、ここまでわからんですよ。

にしても、プレイ前に見たこのOPとえらく違ってますわ。↓

これ、ステンドグラスにルイース・ダーリングやティシサック、エイディルもいたのね。主人公候補だったのかも?

ウルピナ平穏EDで言っていたように、帝国は🔥を追い返すために星神が作った人間という駒の入れ物。🔥を7度とも退けるともういらないので、星神たちは人間らが争い帝国が崩壊しようとなんにもしなかった。

🔥という共通の敵がなくなったことで世界は混沌、神も冥魔も人間も群雄割拠の乱世になりつつあるところからゲームスタートなんですねー。

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このブログは個人的な感想で、自発的に記したものです。

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