いつもひとこと

いつも忘れる

追悼・櫻井敦司

ときどき狂ってみたりときどき道化だったり、やさしかったりせつなかったりやらしかったりかなしかったり、猫が好きだったり。

歌詞を読んだ印象はそんな感じだ。

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ほこり写っちゃった失礼

櫻井敦司ソロアルバム『愛の惑星』のCD。
表面に"僕は生きている 君は生きている"と書かれている。
これを見て、初めてとてつもない喪失感に襲われた。彼の訃報を聞いてから1週間が過ぎていた。

youtu.be

ライブに行ったのは一度だけ。No.0のツアー。ライブより音源派の私にとってはめずらしい現場体験だった。『形而上 流星』がすごく好きで、とつぜん生で聴きたくなり、このタイミングで衝動のままにチケットをとった。幕が開いて、BUCK-TICKがほんとうに存在していると体験した。あっちゃんの存在感はすごかった。『ゲルニカの夜』を大切そうに歌っていた。『形而上 流星』も運良く聴けた。

あっちゃんの詞が好きだった。
ときに陽気に、ときにダークに、愛と死、孤独と幻想、永遠や欲望や忘却や痛み、そして猫のこと。

"どんなにひとを傷つけた"
"人を傷つけ生きてくんだ"
"悲哀の敵を愛することが俺にできるか"

傷ついた悲しみではなく、傷つけた己の加害性を歌詞にしたものが印象に残っている。
たぶんそういうところが好きだった。

すんごい喪失感だ。

Web献花は2023年12月15日(金)12:00まで。スマホからのみ献花可能。

buck-tick.com

2023.12.11追加

『愛の惑星』サブスク配信です。名盤です。強くおすすめ。

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